合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
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このサイトは日本国家資格の「危険物取扱者」の受験対策について記載されています。資格試験の出題箇所について独自の分析により、必要最小限の内容となっております。

This site is a national qualification in Japan, "Hazardous materials engineer" are described for exam measures. The point for your own analysis of exam questions, and ordered the contents of the minimum.

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屋外タンク貯蔵所の基準

屋外タンク貯蔵所備蓄基地などに並ぶ大きな石油タンクなどをイメージして貰った方が覚えやすいと思います。屋外タンク貯蔵所のみに設けられた「敷地内距離」という規制もあります。こちらは試験に出づらいので詳細は覚えなくても構いません。
出題率が高いのは「タンク水圧試験」「通気管」「防油堤」の3つです。

保安距離

 製造所に同じ。


敷地内距離(屋外タンクのみの規制)

 隣接敷地への延焼防止のために設けられています。

屋外タンク貯蔵所敷地内距離

※ 数字はほぼ出題されないはずです。保有空地に
   ついても覚える必要はありません。

※ 保安距離は、あくまでタンク表面からの距離です。

構造

  • 圧力タンクの場合は最大常用圧力の1.5倍の圧力で10分間行う水圧試験に、それ以外のタンクは水張試験に合格した物を使用しなければならない。

 

設備

灯油タンクでの例
  • 圧力タンクには安全装置を付ける必要がある。
    圧力タンク以外のタンクには、無弁通気管又は大気弁付き通気管を付けなければならない
    (雪国の人は灯油タンクなどに付いているのを見ることが出来ます。たいていは通気口は真下を向いているのですが、技術的基準では45℃以上の角度で下へ向けるように規定されています)
    タンク※ 例の津波後の写真ですが、参考にさせていただきました。
  • 危険物の量を自動的に表示する装置(メーター)を設置しなければならない。
  • ポンプ設備は原則として周囲に3m以上の空地を確保しなけれならない。
  • 液体の危険物(二硫化炭素を除く)の屋外貯蔵タンクの周囲には防油堤を設けなければならない。

防油堤基準

防油堤
  • タンク容量の110%以上。
  • 2タンクある場合は、最大であるタンク容量の110%以上。
  • 内部の滞水を外部に排出するための水抜き口を設置する。(常に水抜き口は閉じておきます

 

防油堤の水抜き口は閉めておくということだけで記憶しようとするとなかなか覚えられません。閉めておく理由を知りましょう。もしも、開けておくと危険物が漏洩した場合に、敷地外にそのまま危険物が流れ出すことになり災害が広がる危険があるからです。
したがって、普段は閉じておき、雨水などが溜まった場合や漏えいした時に処理方法を準備した場合などに開放して水を抜くのです。

 


安全装置の基準

 参考書などに記載がないため、質問が多いので、記載を追加いたします。

総務省令で定める安全装置

 危険物の規制に関する規則
(昭和三十四年九月二十九日総理府令第五十五号)
第十九条 (安全装置)...令第十二条第一項第七号...総務省令で定める安全装置は、次の各号のとおりとする。ただし、第四号に掲げるものは、危険物の性質により安全弁の作動が困難である加圧設備に限つて用いることができる。
一  自動的に圧力の上昇を停止させる装置
二  減圧弁で、その減圧側に安全弁を取り付けたもの
三  警報装置で、安全弁を併用したもの
四  破壊板(弁の代わりに一定圧力以上で割れる板を用いて、以上圧力となった場合に通貫させるモノです)

※ 安全装置については試験問題となる確率は非常に低い(出題されませんよ)です。興味を持つのは良いことですが、合格に結びつかない知識を今覚える必要はありません。勉強の仕方が下手な人に多く見られるのですが、脇道・寄り道は貴重な時間を失いますので、注意してください。

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まとめ