×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

リンクや広告について

当サイトには広告や別サイトへのリンクがありますので、ご確認ください。また配信事業者はCookieを使用してウェブサイト閲覧履歴に基づく広告を配信しております。

理論・知識
法令
練習問題
資格について
サイトマップ

ピリジン

製品安全データシート

ピリジン (Pyridine)

作成日 2014年4月23日

改訂日 2014年4月23日

1.化学物質等及び会社情報

化学物質等の名称 :ピリジン (Pyridine)

ピリジン 

炎健康有害性水性環境有害性急性毒性皮膚腐食性・刺激性

製品コード      :0000000

会社名        :猫でもできるケミカル株式会社
住所             :вулиця Фрунзе1000,Бахчисарай, Крим, Україна
電話番号          :999-1234-5678
緊急時の電話番号    :999-1234-5678
FAX番号           :999-1234-5678
メールアドレス       :office_mbm@kikenbutu.ve

推奨用途及び使用上の制限
 医薬品(スルホンアミド剤、抗ヒスタミン剤)、鎮痛剤、無水金属塩の溶剤・反応媒介剤、医薬品原料、界面活性剤、アルコール変性

 


2.危険有害性の要約

GHS分類
物理化学的危険性 火薬類 分類対象外
  可燃性・引火性ガス 分類対象外
  可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
  高圧ガス 分類対象外
引火性液体 区分2
  可燃性固体 分類対象外
  自己反応性化学品 分類対象外
  自然発火性液体 区分外
  自然発火性固体 分類対象外
  自己発熱性化学品 分類できない
  水反応可燃性物質 分類対象外
  酸化性液体 分類対象外
  酸化性固体 分類対象外
  有機過酸化物 分類対象外
  金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性 急性毒性(経口) 区分4
  急性毒性(経皮) 区分3
急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
  急性毒性(吸入:蒸気) 区分4
  急性毒性(吸入:粉じん) 分類対象外
急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
  皮膚腐食性・刺激性 区分1A
  眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分1
  呼吸器感作性 分類できない
  皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 区分外
  発がん性 区分2
  生殖毒性 区分2
  特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) 区分1(呼吸器、神経系)
    区分3(麻酔作用)
  特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) 区分1(肝臓、腎臓、神経系)
    区分2(血液系)
  吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 水生環境急性有害性 区分1
  水生環境慢性有害性 区分外

 

注意喚起語
  • 危険

 

危険有害性情報
  • 引火性の高い液体及び蒸気
  • 飲み込むと有害(経口)
  • 皮膚に接触すると有毒(経皮)
  • 吸入すると有害(吸入)
  • 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
  • 重篤な眼の損傷
  • 発がんのおそれの疑い
  • 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い
  • 呼吸器、神経系の障害
  • 眠気及びめまいのおそれ
  • 長期又は反復ばく露による肝臓、腎臓、神経系の障害
  • 長期又は反復ばく露による血液系の障害のおそれ
  • 水生生物に非常に強い毒性
注意書き

【安全対策】

  • 熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。-禁煙。
  • 容器を密閉しておくこと。
  • 容器を接地すること、アースをとること。
  • 防爆型の電気機器、換気装置、照明機器等を使用すること。
  • 火花を発生させない工具を使用すること。
  • 静電気放電に対する予防措置を講ずること。
  • 適切な保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
  • 取扱い後はよく手を洗うこと。
  • この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
  • 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
  • 屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。
  • 使用前に取扱説明書を入手すること。
  • すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
  • 適切な個人用保護具を使用すること。
  • ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
  • 環境への放出を避けること。

【応急措置】

  • 皮膚または髪に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。
  • 皮膚に付着した場合、流水・シャワーで石けんを用いて洗うこと。
  • 火災の場合には適切な消火方法をとること。
  • 飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
  • 飲み込んだ場合、口をすすぐこと。
  • 吸入した場合、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
  • 吸入した場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
  • 眼に入った場合、水で15分以上注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
  • 眼に入った場合、眼の刺激が続く場合は、医師の診断、手当てを受けること。
  • 皮膚刺激または発疹が生じた場合:医師の診断、手当てを受けること。
  • 汚染された衣類を再使用す場合には洗濯をすること。
  • ばく露またはばく露の懸念がある場合、医師の診断、手当てを受けること。
  • 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。

【保管】

  • 換気の良い冷暗所に保管すること。
  • 施錠して保管すること。
  • 容器は密閉しておくこと。

【廃棄】

  • 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。

3.組成及び成分情報

公表化学物質

化学名又は一般名: ピリジン (Pyridine)

別名: アザベンゼン (Azabenzene)

化学式: C5H5N

分子量: 79.10

化学特性(化学式又は構造式): 構造式は上図を参照すること

CAS番号: 110-86-1

EC番号: 203-809-9

官報公示整理番号(化審法・安衛法): (5)-710

分類に寄与する不純物及び安定化添加物: データなし

濃度又は濃度範囲: 99.0%以上


4.応急措置

吸入した場合

  • ただちに新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
  • 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
  • 呼吸困難又は呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を一方向弁付人工呼吸用具を用いて行う。一方向弁付人工呼吸用具が無いときは胸部圧迫を行う。直接人工呼吸は避けること。

皮膚に付着した場合

  • 皮膚を速やかに流水・シャワーで洗浄すること。
  • 脱いだ衣類を再使用する前に洗濯し汚染除去すること。
  • 気分が悪い時は、医師を呼ぶこと。

眼に入った場合

  • 水で数分間注意深く洗うこと。
  • コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
  • 眼の刺激が続く場合:医師の診断、手当てを受けること。

飲み込んだ場合

  • 口をすすぎ、うがいをすること。
  • 無理に吐かせないこと。(吐かせることにより再びのどに刺激や損傷を受ける。また、蒸気圧が高い為、蒸気などが気道を刺激や損傷を受けるだけではなく、肺に達して出血性肺炎を引き起こす危険がある)
  • 被害者に意識がない場合、口から何も与えてはならない。
  • ただちに医師の診断、手当てを受けること。

予想される急性症状及び遅発性症状

  • 吸入:咳、頭痛、めまい、吐き気、息切れ、眠気、意識喪失。
  • 皮膚:吸収される可能性あり、発赤、灼熱感。
  • 眼:発赤、痛み。
  • 経口摂取 :腹痛、吐き気、嘔吐、脱力感。

最も重要な兆候及び症状

  • 呼吸停止。

応急措置をする者の保護

  • 火気に注意する。
  • 有機溶剤用の保護面体、防護手袋があればそれを着用する。有機溶剤用の防護マスクと防護メガネでも可。

医師に対する特別注意事項

  • 必要に応じて有機溶剤用の防毒マスクを着用する。

5.火災時の措置

消火剤

  • 二酸化炭素、粉末消火剤、水噴霧、耐アルコール性泡消火剤、ハロゲン化物

使ってはならない消火剤

  • 棒状注水(本品があふれ出て火災拡大の危険性がある)

特有の危険有害性

  • 極めて燃え易い、熱、火花、火炎で容易に発火する。
  • 蒸気は空気よりも重く地面あるいは床に沿って移動することがあり、屋内、屋外、下水溝などで遠距離引火する場合がある。
  • 火災によって刺激性、毒性のガスを発生するおそれがある。
  • 静電気で引火する恐れがある。
  • 加熱により容器が爆発するおそれがある。
  • 消火水は汚染を引き起こす恐れがある。

特有の消火方法

  • 火災発生場所周辺に関係者以外の立ち入りを禁止する。
  • 危険でなければ火災区域から容器を移動する。
  • 移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。
  • 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。

消火を行う者の保護

  • 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。

6.漏出時の措置

人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置

  • 漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
  • 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
  • 関係者以外の立入りを禁止する。
  • 作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触やガスの吸入を避ける。
  • 漏洩しても火災が発生していない場合、密閉性の高い、不浸透性の保護衣を着用する。
  • 風上に留まる。
  • 低地から離れる。
  • 密閉された場所に立入る前に換気する。

環境に対する注意事項

  • 河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
  • 海上で薬剤を使用する場合は国土交通省の規定に適合すること。

回収、中和

  • 乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あるいは覆って密閉できる空容器に回収する。
  • 回収後は廃棄処分とする。
  • 大量の場合、盛土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いて回収する。

封じ込め及び浄化の方法・機材

  • 危険でなければ漏れを止める。
  • 漏出物を取扱うとき用いる全ての設備は接地する。

二次災害の防止策

  • すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
  • 排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。

7.取扱い及び保管上の注意

取扱い

技術的対策

  • 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。

局所排気・全体換気

  • 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行なう。

安全取扱い注意事項

  • 周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。
  • 容器を転倒させ、落下させ、衝撃を加え、又は引きずるなどの取扱いをしてはならない。
  • 接触、吸入又は飲み込んではならない。
  • 眼との接触を避ける。
  • 屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
  • この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
  • 取扱い後はよく手を洗うこと。

接触回避

  • 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管

技術的対策

  • 保管場所は壁、柱、床を耐火構造とし、かつ、はりを不燃材料で作ること。
  • 保管場所は屋根を不燃材料で作るとともに、金属板その他の軽量な不燃材料でふき、かつ天井を設けないこと。
  • 保管場所の床は、床面に水が浸入し、又は浸透しない構造とすること。
  • 保管場所の床は、危険物が浸透しない構造とするとともに、適切な傾斜をつけ、かつ、適切なためますを設けること。
  • 保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
  • 保管場所で使用する電気器具類は防爆構造とし、器具類は設置する。

保管条件

  • 熱、火花、裸火のような着火源から離して保管すること。-禁煙。
  • 容器を密閉して換気の良いところで貯蔵すること。
  • 冷所、換気の良い場所で貯蔵すること。
  • 容器は直射日光や火気を避けること。
  • 施錠して貯蔵すること。

混触危険物質

  • 「10.安定性及び反応性」を参照。

容器包装材料

  • 消防法及び国連輸送法規で規定されている容器を使用する。
  • ガラス等

8.ばく露防止及び保護措置

管理濃度

  • 未設定

許容濃度(ばく露限界値、生物学的ばく露指標)

  • 日本産業衛生学会(2010年版) 設定されていない
  • ACGIH(2010年版) TLV-TWA 1ppm

設備対策

  • 防爆の電気、換気、照明機器を使用すること。
  • 静電気放電に対する予防措置を講ずること。
  • この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
  • 局所または全体換気装置を設置する。

保護具

  • 呼吸器の保護具: 適切な呼吸器保護具を着用すること。
  • 手の保護具: 適切な保護手袋を着用すること。
  • 眼の保護具: 保護眼鏡(普通眼鏡型、側板付き普通眼鏡型、ゴーグル型)
  • 皮膚及び身体の保護具: 長袖作業着の着用、必要に応じて保護面体、保護長靴を着用すること。
    (一切の接触を防止するにはブチルゴム製又はテフロン製の、手袋、エプロン、ブーツ、又は全体スーツ等の不浸透性の防具を適宜着用すること)

衛生対策

  • この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
  • 取扱い後はよく手を洗うこと。

9.物理的及び化学的性質

物理的状態、形状、色など

  • 無色液体 (ICSC2000)

臭い

  • 特異臭 (ICSC2000)

pH

  • データなし

融点・凝固点

  • -42℃(融点)(ICSC2000)

沸点、初留点及び沸騰範囲

  • 115℃(沸点)(ICSC2000)

引火点

  • 20℃(密閉式)(ICSC2000)

自然発火温度

  • 482℃(ICSC2000)

燃焼性(固体、ガス)

  • データ無し

爆発範囲

  • 下限 1.8vol%、上限 12.4vol%(ICSC2000)

蒸気圧

  • 2.0 kPa(20℃)(ICSC2000)

蒸気密度(空気 = 1)

  • 2.73g/cm3(ICSC2000)

比重(密度)

  • 0.98(25℃/25℃)(ICSC2000)

溶解度

  • 水に混和(ICSC2000)

オクタノール/水分配係数

  • log Kow = 0.65(ICSC2000)

分解温度

  • データなし

蒸発速度(酢酸ブチル = 1)

  • データなし

粘度

  • データなし

10.安定性及び反応性

安定性

  • 通常の取扱条件下では安定である。
  • 吸湿性がある。

危険有害反応可能性

  • 四酸化二窒素と混触すると激しい反応が生じる危険性がある。
  • フッ素と混触すると発熱の危険性がある。
  • ホルムアミドと条件により爆発の可能性がある。
  • 無水マレイン酸と条件により発熱的に分解し、急激なガス発生の可能性がある。
  • クロロスルホン酸、酸化クロム(Ⅵ)、無水マレイン酸、硝酸、発煙硫酸、過クロム酸、ホルムアミド、三酸化硫黄、ヨウ素、ベータープロピオラクトン、過塩素酸銀、硫酸と激しく反応する危険性がある。
  • 強酸化剤(塩素酸Na、過塩素酸Na、過酸化水素、硝酸NH4、硝酸Naなど)と混触すると発火するなど激しく反応する危険性がある。
  • 加熱分解し、非常に有毒なシアン化物のガスが発生する。

避けるべき条件

  • 加熱、日光、湿気、火源、静電気、スパーク

混触危険物質

  • 強酸化剤、強酸

危険有害な分解生成物

  • 熱分解により、窒素酸化物、シアン化物、一酸化炭素、二酸化炭素などを生成する。

11.有害性情報

急性毒性

  • 経口  ラットLD50=891mg/kg、1,580mg/kg(CERIハザードデータ集 2001-70 (2002))、1,500mg/kg(ACGIH (7th, 2004))、866mg/kg(IARC 77 (2000))に基づき、計算式を適用して得られたLD50=895mg/kgから、区分4とした。飲み込むと有害(経口)(区分4)。
  • 経皮  モルモットLD50=1,000mg/kg(環境省リスク評価第3巻 (2004))、2,000 mg/kg(ACGIH (7th, 2004))のうち、低い方のLD50=1,000 mg/kgから、区分3とした。皮膚に接触すると有毒(経皮)(区分3)
  • 吸入(ガス) GHS定義における液体である。
  • 吸入 (蒸気) ラットLC50(4時間)12.898 mg/L、15.8 mg/L (ACGIH (7th, 2004))に基づき、計算式を適用して
    LC50(4時間換算値)の 4,450 ppmが得られた。飽和蒸気圧2.77 kPa(25℃)(CERIハザードデータ集 2001-70 (2002))における飽和蒸気圧濃度は27,400 ppmである。今回得られたLC50は、飽和蒸気圧濃度の90%より低い濃度であるため、「ミストがほとんど混在しない蒸気」として、ppm濃度基準値で区分4とした。吸入すると有害(蒸気)(区分4)
  • 吸入(ミスト) データ無し

皮膚腐食性・刺激性

  •  ACGIH (7th, 2004)の、ウサギを用いた皮膚刺激性試験結果の記述「強度の損傷」「腐食」から、区分1Aとした。重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷(区分1A)

眼に対する重篤な損傷・眼刺激性

  • 眼刺激性: CERIハザードデータ集 2001-70 (2002)、ATSDR (2000)、PATTY (4th, 2000)、ACGIH (7th, 2004)のウサギ、モルモットを用いた眼刺激性試験結果において、「強度の損傷」「角膜損傷」「Severe injury」という報告が得られていることから、腐食性を有すると考えられるため、区分1とした。重篤な眼の損傷( 区分1)

呼吸器感作性又は皮膚感作性

  • 呼吸器感作性:データがないため、分類できないとした。
  • 皮膚感作性: モルモットを用いたLocal Lymph Node Assayにて「陽性」(CERI-HazardDatabase2002) 又、モルモットを用いた皮膚感作性試験結果にて「陰性」(ACGIH2004) という相反する試験結果が得られていることから、皮膚感作性の有無については、判断しがたく、分類できないとした。

生殖細胞変異原性

  • (CERI-HazardDatabase2002) 、(NTP-DB2006)、(IARC77 2000)の記述から、経世代変異原性試験なし、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験(染色体異常試験、小核試験)で陰性、であることから「区分外」とした。

発がん性

  • (ACGIH2001)でA3に分類されていることから、区分2とした。発がんのおそれの疑い(区分2)

生殖毒性

  • 環境省リスク評価第2巻 (2003)の記述から、親動物の一般毒性についての記載はないが、睾丸及び副睾丸の萎縮や発情周期の延長が認められていることから、区分2とした。生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い(区分2)

特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)

  • ヒトについては、「肺うっ血と気管支炎」(CERI-HazardDatabase2002) 「言語障害を伴う神経系への影響」(CERI-HazardDatabase2002) 等の記述、実験動物については「麻酔作用」(ACGIH2004)等の記述があることから、標的臓器は呼吸器、神経系と考えられ、麻酔作用を有すると考えられた。なお、呼吸器への影響は経口摂取でみられている。以上より、分類は、区分1(呼吸器、神経系)、区分3(麻酔作用)とした。

特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)

  • ヒトについては、「肝臓及び腎臓の重篤な障害」(CERI-HazardDatabase2002) 「頭痛、めまい、神経過敏、不眠症、吐き気、嘔吐、肝障害、肝硬変、言語障害を伴う神経系の失調」(CERI-HazardDatabase2002) 等の記述、 実験動物については、「肝臓の炎症」(CERI-HazardDatabase2002)「貧血」(NTP-TR470 2000) 等の記述があることから、標的臓器は肝臓、腎臓、神経系、血液系と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。以上より分類は、区分1(肝臓、腎臓、神経系)、区分2(血液系)とした。
  • 長期又は反復ばく露による肝臓、腎臓、神経系の障害
  • 長期又は反復ばく露による血液系の障害のおそれ

吸引性呼吸器有害性

  •  データなし

12.環境影響情報

水生環境急性有害性

  • 藻類(セレナストラム)の24-72時間EC50 = 0.069mg/L(CERI・NITE有害性評価書(暫定版)(2005))から、区分1とした。水生生物に非常に強い毒性

水生環境慢性有害性

  • 急速分解性があり(BODによる分解度:62%) (化審法既存化学物質安全性点検データ集) かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow = 0.65)(PHYSPROP-DB2005) ことから、区分外とした。

オゾン層への有害性

  • 当該物質はモントリオール議定書の付属書に列記されていない。(GHS分類:分類できない)

13.廃棄上の注意

残余廃棄物

  • 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低下させること。
  • 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。
  • 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに産業廃棄物管理表(マニフェスト)を交付して委託処理する。
  • 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。
  • 焼却法:アセトンの廃油、高濃度排水、スラッジ等はそのまま又は易燃性溶剤と共に、少量ずつ焼却炉に噴射して焼却処理する。
  • 活性汚泥処理法:低濃度排水は活性汚泥で処理する。

汚染容器及び包装

  • 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規ならびに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
  • 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

14.輸送上の注意

国際規制
海上規制情報
  • IMOの規定に従う。

UN No.

  • 1282

Proper Shipping Name

  • PYRIDINE

Class

  • 3

Packing Group

Marine Pollutant

  • YES
航空規制情報
  • ICAO/IATAの規定に従う。

UN No.

  • 1282

Proper Shipping Name

  • Pyridine

Class

  • 3

Packing Group

国内規制
陸上規制情報
  • 消防法・毒劇法の規定に従う。
海上規制情報
  • 船舶安全法の規定に従う。

国連番号

  • 1282

品名

  • ピリジン

クラス

  • 3

容器等級

海洋汚染物質

  • 該当
航空規制情報
  • 航空法の規定に従う。

国連番号

  • 1282

品名

  • ピリジン

クラス

  • 3

等級

特別の安全対策

  • 危険物は当該危険物が転落し、又は危険物を収納した運搬容器が落下し、転倒もしくは破損しないように積載すること。
  • 危険物又は危険物を収納した容器が著しく摩擦又は動揺を起こさないように運搬すること。
  • 危険物の運搬中、危険物が著しく漏れる等災害が発生するおそれがある場合には、災害を防止するための応急措置を講ずると共に、もよりの消防機関その他の関係機関に通報すること。
  • 食料品や飼料と一緒に輸送してはならない。
  • 移送時にイエローカードの保持が必要。

緊急時応急措置指針番号:129


15.適用法令

法令情報

化審法

  • 旧第二種監視化学物質 No.1095(官報公示日:2010/04/01)

労働基準法

  • 該当無し

労働安全衛生法

  • 名称等を通知すべき有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)(政令番号 第467号)
  • 危険物・引火性のもの(施行令別表第1第4号)

化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)

  • 種別:第1種指定化学物質、政令番号:「第342号」、政令名称:「ピリジン」

毒劇物取締法

  • 非該当

消防法

  • 第4類引火性液体、第1石油類水溶性液体(法第2条第7項危険物別表第1・第4類)

大気汚染防止法

  • 特定物質「ピリジン」(政令第10条第16号)有害大気汚染物質「ピリジン」(中環審第9次答申の178)

海洋汚染防止法

  • 有害液体物質(Y類物質)(施行令別表第1)

水質汚濁防止法

  • 生活環境項目(施行令第3条第1項)

悪臭防止法

  • 非該当

船舶安全法

  • 引火性液体類(危規則第2・3条危険物告示別表第1)

航空法

  • 引火性液体(施行規則第194条危険物告示別表第1)

麻薬向精神薬取締法

  • 非該当

16.その他の情報

参考文献

各データごとに記載。

 →  

その他参考文献

ICSCより転記

国際化学物質安全性カード

 

ピリジン ICSC番号:0323
ピリジン
PYRIDINE
Azine
Azabenzene
C5H5N
分子量:79.1
CAS登録番号:110-86-1
RTECS番号:UR8400000
ICSC番号:0323
国連番号:1282
EC番号:613-002-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、大量の水、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。
充填、取り出し、取扱い時に圧縮空気を使用してはならない
火災時:ドラム缶などに水を噴霧して冷却する。
身体への暴露


吸入 咳、めまい、頭痛、吐き気、息切れ、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、灼熱感。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全眼鏡、顔面シールド。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、嘔吐、脱力感。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・すべての発火源を取り除く。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収物質に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
・特別個人用保護具:自給式呼吸器。

・耐火設備(条件)。
・強酸化剤、強酸から離しておく。
・涼しい場所。
・乾燥。
・密封。

・EU分類
 記号 : F, Xn
 R : 11-20/21/22
 S : 2-26-28
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0323 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ピリジン ICSC番号:0323











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この物質の蒸気は空気より重い。地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると分解し、有毒なフューム(窒素酸化物、シアン化水素[ICSC番号 0492])を生じる。弱塩基である。強酸化剤、強酸と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:1 ppm (TWA);A3 (動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質 (ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

MAK:5 ppm, 16 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:II(2) (DFG 2006)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系、胃腸系に影響を与えることがある。許容濃度を超えて暴露すると、意識が低下することがある。

長期または反復暴露の影響:
中枢神経系、肝臓、腎臓に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:115℃
・融点:-42℃
・比重(水=1):0.98
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:2.0 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.73
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.03
・引火点:20℃ (c.c.)
・発火温度:482℃
・爆発限界:1.8~12.4 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.65
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・ピリジンは一般にTLV 以下の濃度でも臭気は充分に感じられる。しかし臭気に対する知覚は急速に消失する。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-98
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0323
更新日:2000.04
ピリジン
© IPCS, CEC, 1993