合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
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特殊引火物 アセトアルデヒド

特殊引火物 (指定数量50㍑)

特殊引火物とは1気圧において発火点が100℃以下、又は引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のものを言います。

特殊引火物は全て無色の液体です

特殊引火物は全て芳香臭、刺激臭などがあります

 

アセトアルデヒド

(CH3CHO

 

形状

無色の液体。

刺激臭がある。

 

性質

比重:0.8 沸点:21℃ 引火点:-39℃以下 発火点:175℃

燃焼範囲:4.0~60vol%

蒸気比重:1.5

  • 水によく溶ける
  • アルコール、ジエチルエーテルに溶ける
  • 油脂などを溶かす。
  • 揮発しやすい。
  • 酸化すると酢酸になる

 

危険性

  • 引火しやすい。
  • 燃焼範囲が広く、爆発の危険性が高い。
  • 熱、又は光によって分解するとメタンと一酸化炭素になる。
  • 加圧状態では爆発性の過酸化物を生ずる。
  • 蒸気は有毒。

 

火災予防

  • 火気を遠ざける。
  • 貯蔵場所、取扱場所の通風をよくする。
  • 直射日光を避けて冷暗所に貯蔵する。
  • 容器は鋼製で密栓。(銅、銀を使用すると爆発性の化合物を生ずる恐れがある)
  • 容器には不活性ガスを封入する

 

消火方法

窒息消火が効果的であり、「水噴霧」「耐アルコール泡」「二酸化炭素」「粉末」「ハロゲン化物」いずれも有効である。
水噴霧による消火が有効なのは、水によく溶けるため冷却作用と希釈作用が効果がある為である。

 

試験出題頻度

乙四 試験出題率

 →  →

まとめ

 

余談:

二日酔いによる頭痛、嘔吐・吐き気、喉の渇き、胸のむかつき、体の震え等は、アルコールが分解されて生じたアセトアルデヒドが酢酸に分解され切らずに残留したことによる中毒症状と言われています。アセトアルデヒドを分解するのは肝臓でアセトアルデヒド脱水素酵素によるものです。このアセトアルデヒド脱水素酵素の個人差が、二日酔いになるかならないかを決めているのではないかと言われており、人種的に見ると、日本人はモンゴロイドに属しており、この酵素の働きが鈍かったり、酵素を持っていない人の割合が多いと言われています。