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第二石油類　n-(ノルマル)ブチルアルコール

第二石油類　

第二石油類とは1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。

非水溶性液体　（指定数量1000㍑）

n-(ノルマル)ブチルアルコール　（「n」-は「ノルマル」と読みます）

(CH₃(CH₂)₃OH)

形状

無色の液体。

ブドウ糖に似た芳香臭。

炭素数が4となるため、アルコール類には分類されません。

性質

比重：0.8　沸点：117.3℃　引火点：29℃以上　発火点：343℃以上

燃焼範囲：1.4～11.2vol%

蒸気比重：2.6

水にはわずかに溶けるが、部分的に溶け残る。

危険性

蒸気は空気より重いので、低所に滞留しやすい。
液温が引火点以上になると引火危険度はガソリンと並ぶ。
静電気を発生しやすい。
ガソリンと混合した灯油は引火しやすい。

火災予防

火気を遠ざける。
火花を発する機械器具（グラインダー等の研磨器具）を近くで使用しない。
貯蔵場所、取扱場所の通風をよくする。
冷暗所に貯蔵する。
容器は密栓。
川、下水溝などに流出させないようにする。
静電気の蓄積を防ぐ。

消火方法

窒息消火が効果的であり、「泡」｢二酸化炭素｣｢粉末｣｢ハロゲン化物｣いずれも有効である。

試験出題頻度

乙4類　猫でもできるホームページ → 理論･知識TOPページ　→ 危険物分類TOPページ　→ n-ブチルアルコール

まとめ

第二石油類とは引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。
第二石油類非水溶性液体の指定数量は1000㍑。
n-ブチルアルコールの引火点は29℃。
静電気を発生させやすい。
ガソリンと混合すると引火性が高くなり危険である。