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第一石油類　ベンゼン

第一石油類

第一石油類とは1気圧において引火点が21℃未満のものを言います。

非水溶性液体　（指定数量200㍑）

ベンゼン

（C₆H₆）

形状

無色の液体。

揮発性芳香。

性質

比重：0.9　沸点：80℃　引火点：－11.1℃　発火点：498℃

燃焼範囲：1.2～7.8vol%

蒸気比重：2.8

揮発しやすく毒性が強い。
水には溶けない。
アルコール、ジエチルエーテルなど多くの有機溶剤によく溶ける。
各種有機物をよく溶かす。

危険性

引火しやすい。
蒸気は空気より重いので、低所に滞留しやすい。
蒸気も有毒なので、吸引すると中毒となる。
静電気を発生しやすい。

火災予防

火気を遠ざける。
火花を発する機械器具（グラインダー等の研磨器具）を近くで使用しない。
貯蔵場所、取扱場所の通風をよくする。
冷暗所に貯蔵する。
容器は密栓。
川、下水溝などに流出させない。
静電気の蓄積を防ぐ。

消火方法

窒息消火が効果的であり、｢泡｣｢二酸化炭素｣｢粉末｣｢ハロゲン化物｣いずれも有効である。

試験出題頻度

乙4類　猫でもできるホームページ → 理論･知識TOPページ　→ 危険物分類TOPページ　→ ベンゼン

まとめ

第一石油類は引火点が21℃未満のものをいいます。
第一石油類非水溶性液体の指定数量は200㍑。
ベンゼンそのものの性状を問う問題は出されづらいですが、選択肢としてよく出現します。
ガソリンと危険性や予防、消火方法などは同じです。