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第一石油類　アセトン

第一石油類

第一石油類とは1気圧において引火点が21℃未満のものを言います。

水溶性液体　（指定数量400㍑）

アセトン

（CH₃COCH₃）

形状

無色の液体。

特異臭。

性質

比重：0.8　沸点：56℃　引火点：-20℃　発火点：465℃

燃焼範囲：2.5～12.8vol%

蒸気比重：2.0

水によく溶ける。
アルコール、ジエチルエーテルに溶ける。
揮発しやすい。

危険性

引火しやすい。
蒸気は空気より重いので、低所に滞留しやすい。
静電気の火花で着火することがある。

火災予防

火気を遠ざける。
火花を発する機械器具（グラインダー等の研磨器具）を近くで使用しない。
貯蔵場所、取扱場所の通風をよくする。
直射日光をさけ冷暗所に貯蔵する。
容器は密栓。

消火方法

窒息消火が効果的であり、｢耐アルコール泡｣｢二酸化炭素｣｢粉末｣｢ハロゲン化物｣いずれも有効である。

一般の泡消火剤は不適当ですが、水を噴霧状で散布することにより冷却と希釈作用による消火も可能である。

試験出題頻度

乙4類　猫でもできるホームページ → 理論･知識TOPページ　→ 危険物分類TOPページ　→ アセトン

まとめ

第一石油類は引火点が21℃未満のものをいいます。
第一石油類水溶性液体の指定数量は400㍑。
第一石油類の中で、水に溶ける（水溶性）ということで出題されやすいです。
耐アルコール泡消火剤に関する問題で出題されやすいです。