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キシレン

製品安全データシート

キシレン(Xylene)

作成日 2014年5月08日

改訂日 2014年5月08日

1.化学物質等及び会社情報

化学物質等の名称 :キシレン(Xylene)

キシレン

 

炎健康有害性健康危険性水生環境急性有害性

製品コード      :0000000

会社名        :猫でもできるケミカル株式会社
住所             :вулиця Фрунзе1000,Бахчисарай, Крим, Україна
電話番号          :999-1234-5678
緊急時の電話番号    :999-1234-5678
FAX番号           :999-1234-5678
メールアドレス       :office_mbm@kikenbutu.ve

推奨用途及び使用上の制限
  異性体分離によりo-キシレン、m-キシレン、p-キシレン、エチルベンゼン、脱メチルによりベンゼン、合成原料として染料、有機顔料、香料、可塑剤、医薬品、溶剤として塗料、農薬、医薬品など一般溶剤、石油精製溶剤である

 


2.危険有害性の要約

GHS分類
物理化学的危険性 火薬類 分類対象外
  可燃性・引火性ガス 分類対象外
  可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
  高圧ガス 分類対象外
引火性液体 区分3
  可燃性固体 分類対象外
  自己反応性化学品 分類対象外
  自然発火性液体 区分外
  自然発火性固体 分類対象外
  自己発熱性化学品 分類出来ない
  水反応可燃性物質 分類対象外
  酸化性液体 分類対象外
  酸化性固体 分類対象外
  有機過酸化物 分類対象外
  金属腐食性物質 区分外
健康に対する有害性 急性毒性(経口) 区分5
  急性毒性(経皮) 分類出来ない
急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
  急性毒性(吸入:蒸気) 区分外
  急性毒性(吸入:粉じん) 分類対象外
急性毒性(吸入:ミスト) 分類出来ない
  皮膚腐食性・刺激性 区分2
  眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分2A
呼吸器感作性 分類できない
  皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 区分外
  発がん性 区分外
  生殖毒性 区分1B
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) 区分1(呼吸器、肝臓、中枢神経系、腎臓)
    区分3(麻酔作用)
  特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) 区分1(呼吸器、神経系)
  吸引性呼吸器有害性 区分2
環境に対する有害性 水生環境急性有害性 区分2
  水生環境慢性有害性 区分2

 

注意喚起語
  • 危険

 

危険有害性情報
  • 引火性液体及び蒸気
  • 飲み込むと有害のおそれ(経口)
  • 皮膚刺激
  • 強い眼刺激
  • 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
  • 呼吸器、肝臓、中枢神経系、腎臓の障害
  • 眠気及びめまいのおそれ
  • 長期又は反復ばく露による呼吸器、神経系の障害
  • 飲み込み、気道に侵入すると有害のおそれ
  • 水生生物に毒性
  • 長期的影響により水生生物に毒性

 

注意書き

【安全対策】

  • 熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。-禁煙。
  • 容器を密閉しておくこと。
  • 容器を接地すること、アースをとること。
  • 防爆型の電気機器、換気装置、照明機器等を使用すること。
  • 火花を発生させない工具を使用すること。
  • 静電気放電に対する予防措置を講ずること。
  • 適切な保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
  • 取扱い後はよく手を洗うこと。
  • この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
  • 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
  • 屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。
  • 使用前に取扱説明書を入手すること。
  • すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
  • 適切な個人用保護具を使用すること。
  • ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
  • 環境への放出を避けること。

【応急措置】

  • 皮膚または髪に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。
  • 皮膚に付着した場合、流水・シャワーで石けんを用いて洗うこと。
  • 火災の場合には適切な消火方法をとること。
  • 飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
  • 飲み込んだ場合、口をすすぐこと。
  • 吸入した場合、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
  • 吸入した場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
  • 眼に入った場合、水で15分以上注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
  • 眼に入った場合、眼の刺激が続く場合は、医師の診断、手当てを受けること。
  • 皮膚刺激または発疹が生じた場合:医師の診断、手当てを受けること。
  • 汚染された衣類を再使用す場合には洗濯をすること。
  • ばく露またはばく露の懸念がある場合、医師の診断、手当てを受けること。
  • 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。

【保管】

  • 換気の良い冷暗所に保管すること。
  • 施錠して保管すること。
  • 容器は密閉しておくこと。

【廃棄】

  • 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。

3.組成及び成分情報

公表化学物質

化学名又は一般名:  キシレン(Xylene)

別名:  ジメチルベンゼン (Dimethylbenzene)

化学式: C6H4(CH3)2、C8H10

分子量:  106.17

化学特性(化学式又は構造式): 構造式は上図を参照すること

CAS番号:  1330-20-7(o-キシレン 95-47-6、m-キシレン 108-38-3、p-キシレン 106-42-3)

EC番号: 215-535-7

官報公示整理番号(化審法・安衛法): (3)-3、(3)-60

分類に寄与する不純物及び安定化添加物: データなし

濃度又は濃度範囲: 82%(o,m,p-キシレンの合量)


4.応急措置

吸入した場合

  • ただちに新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
  • 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
  • 呼吸困難又は呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を一方向弁付人工呼吸用具を用いて行う。一方向弁付人工呼吸用具が無いときは胸部圧迫を行う。直接人工呼吸は避けること。

皮膚に付着した場合

  • 皮膚を速やかに流水・シャワーで洗浄すること。
  • 脱いだ衣類を再使用する前に洗濯し汚染除去すること。
  • 気分が悪い時は、医師を呼ぶこと。

眼に入った場合

  • 水で数分間注意深く洗うこと。
  • コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
  • 眼の刺激が続く場合:医師の診断、手当てを受けること。

飲み込んだ場合

  • 口をすすぎ、うがいをすること。
  • 無理に吐かせないこと。(吐かせることにより再びのどに刺激や損傷を受ける。また、蒸気圧が高い為、蒸気などが気道を刺激や損傷を受けるだけではなく、肺に達して出血性肺炎を引き起こす危険がある)
  • 被害者に意識がない場合、口から何も与えてはならない。
  • ただちに医師の診断、手当てを受けること。

予想される急性症状及び遅発性症状

  • 吸入:嗜眠、めまい、頭痛、吐き気。
  • 皮膚:皮膚の乾燥、発赤。
  • 眼:発赤、痛み。
  • 経口摂取:腹痛、嗜眠、めまい、頭痛、吐き気。
  • 遅効性症状:肺障害(化学肺炎)

最も重要な兆候及び症状

  • 誤飲した際、胃粘膜を刺激し嘔吐することがある。揮発性の為に嘔吐物の一部が肺に入り、高発熱により出血性肺炎を引き起こし致命的となることがある。

応急措置をする者の保護

  • 火気に注意する。

医師に対する特別注意事項

  • 安静と医学的な経過観察が必要。

5.火災時の措置

消火剤

  • 二酸化炭素、粉末消火剤、水噴霧、泡消火剤、ハロゲン化物

使ってはならない消火剤

  • 棒状注水(本品があふれ出て火災拡大の危険性がある)

特有の危険有害性

  • 極めて燃え易い、熱、火花、火炎で容易に発火する。
  • 蒸気は空気よりも重く地面あるいは床に沿って移動することがあり、屋内、屋外、下水溝などで遠距離引火する場合がある。
  • 火災によって刺激性、毒性のガスを発生するおそれがある。
  • 静電気で引火する恐れがある。
  • 加熱により容器が爆発するおそれがある。
  • 消火水は汚染を引き起こす恐れがある。

特有の消火方法

  • 火災発生場所周辺に関係者以外の立ち入りを禁止する。
  • 危険でなければ火災区域から容器を移動する。
  • 移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。
  • 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。

消火を行う者の保護

  • 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。

6.漏出時の措置

人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置

  • 漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
  • 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
  • 関係者以外の立入りを禁止する。
  • 作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触やガスの吸入を避ける。
  • 漏洩しても火災が発生していない場合、密閉性の高い、不浸透性の保護衣を着用する。
  • 風上に留まる。
  • 低地から離れる。
  • 密閉された場所に立入る前に換気する。

環境に対する注意事項

  • 河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
  • 海上で薬剤を使用する場合は国土交通省の規定に適合すること。

回収、中和

  • 乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あるいは覆って密閉できる空容器に回収する。
  • 回収後は廃棄処分とする。
  • 大量の場合、盛土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いて回収する。

封じ込め及び浄化の方法・機材

  • 危険でなければ漏れを止める。
  • 漏出物を取扱うとき用いる全ての設備は接地する。

二次災害の防止策

  • すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
  • 排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。

7.取扱い及び保管上の注意

取扱い

技術的対策

  • 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。

局所排気・全体換気

  • 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行なう。

安全取扱い注意事項

  • 周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。
  • 容器を転倒させ、落下させ、衝撃を加え、又は引きずるなどの取扱いをしてはならない。
  • 接触、吸入又は飲み込んではならない。
  • 眼との接触を避ける。
  • 屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
  • この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
  • 取扱い後はよく手を洗うこと。

接触回避

  • 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管

技術的対策

  • 保管場所は壁、柱、床を耐火構造とし、かつ、はりを不燃材料で作ること。
  • 保管場所は屋根を不燃材料で作るとともに、金属板その他の軽量な不燃材料でふき、かつ天井を設けないこと。
  • 保管場所の床は、床面に水が浸入し、又は浸透しない構造とすること。
  • 保管場所の床は、危険物が浸透しない構造とするとともに、適切な傾斜をつけ、かつ、適切なためますを設けること。
  • 保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
  • 保管場所で使用する電気器具類は防爆構造とし、器具類は設置する。

保管条件

  • 熱、火花、裸火のような着火源から離して保管すること。-禁煙。
  • 容器を密閉して換気の良いところで貯蔵すること。
  • 冷所、換気の良い場所で貯蔵すること。
  • 容器は直射日光や火気を避けること。
  • 施錠して貯蔵すること。

混触危険物質

  • 「10.安定性及び反応性」を参照。

容器包装材料

  • 消防法及び国連輸送法規で規定されている容器を使用する。
  • ガラス等。
  • アクリル樹脂など多くのプラスチック、ゴムを侵す。

8.ばく露防止及び保護措置

管理濃度

  • 50ppm

許容濃度(ばく露限界値、生物学的ばく露指標)

  • 日本産業衛生学会(2010年版) 最大許容濃度  50ppm 217mg/m3
  • ACGIH(2010年版) TLV-TWA  100ppm
                              TLV-STEL 150ppm

設備対策

  • 防爆の電気、換気、照明機器を使用すること。
  • 静電気放電に対する予防措置を講ずること。
  • この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
  • 局所または全体換気装置を設置する。

保護具

  • 呼吸器の保護具: 適切な呼吸器保護具を着用すること。
  • 手の保護具: 適切な保護手袋を着用すること。
  • 眼の保護具: 保護眼鏡(普通眼鏡型、側板付き普通眼鏡型、ゴーグル型)
  • 皮膚及び身体の保護具: 長袖作業着の着用、必要に応じて保護面体、保護長靴を着用すること。
    (一切の接触を防止するにはブチルゴム製又はテフロン製の、手袋、エプロン、ブーツ、又は全体スーツ等の不浸透性の防具を適宜着用すること)

衛生対策

  • この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
  • 取扱い後はよく手を洗うこと。

9.物理的及び化学的性質

物理的状態、形状、色など

  • 無色の液体(ICSC2002)

臭い

  •  特徴的な臭気(ICSC2002)

pH

  • データなし

融点・凝固点

  • -25℃(o-体)、-48℃(m-体)、13℃(p-体) (ICSC2002)

沸点、初留点及び沸騰範囲

  •  144℃(o-体)、139℃(m-体)、138℃(p-体) (ICSC2002)

引火点

  •  32℃(密閉式)(o-体)、27℃(密閉式)(m-体)、27℃(密閉式)(p-体) (ICSC2002)

自然発火温度

  • 463℃(o-体)、527℃(m-体)、527℃(p-体) (ICSC2002)

燃焼性(固体、ガス)

  • データ無し

爆発範囲

  •  0.9-6.7 vol%(o-体)、1.1-7.0 vol%(m-体)、1.1-7.0 vol%(p-体) (ICSC2002)

蒸気圧

  • 0.7 kPa(20℃)(o-体)、0.8 kPa(20℃)(m-体)、0.9 kPa(20℃)(p-体) (ICSC2002)

蒸気密度(空気 = 1)

  • 3.66 g/cm3 (計算値)

比重(密度)

  • 0.8802g/cm3 (20℃) (o-体)(IUCLID2000)

溶解度

  • 178mg/L (25℃) (o-体) (水)、162mg/L (25℃) (m-体) (水)、198mg/L (25℃) (p-体) (水) (HSDB2005)

オクタノール/水分配係数

  •  log Pow =  3.12(測定値)(o-体)、3.2(測定値)(m-体)、3.15(測定値)(p-体) (ICSC2002)

分解温度

  • データなし

蒸発速度(酢酸ブチル = 1)

  • データなし

粘度

  •  0.760mPa・s(25℃)(o-体)、0.581mPa・s(25℃)(m-体)、0.603mPa・s(25℃)(p-体) (Lide2003)

10.安定性及び反応性

安定性

  • 通常の取扱条件下では安定である。

危険有害反応可能性

  • 三酸化クロム等の強酸化剤と接触すると発火、爆発する。
  • 強酸と反応する。
  • 流動、撹拌などにより静電気が発生することがある。

避けるべき条件

  • 加熱、火源、静電気、スパーク

混触危険物質

  • 強酸化剤、強酸。

危険有害な分解生成物

  • 燃焼により、一酸化炭素、二酸化炭素。

11.有害性情報

急性毒性

  • 経口 ラット LD50 3,500mg/kg (GESTICS2005)
    経口 ラット LD50 4,300mg/kg (環境省リスク評価2002)
  • 経皮 ウサギ LD50 4,350mg/kg(LUCLID2000)
  • 吸入(蒸気) ラット LD50  29.08mg/L/4H (環境省リスク評価2002)

皮膚腐食性・刺激性

  • ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、「中等度の刺激性」の結果 (環境省リスク評価2002) がある。
    皮膚刺激(区分2)

眼に対する重篤な損傷・眼刺激性

  • ウサギを用いた眼刺激性試験で、「中等度(moderate) の刺激性」の結果 (環境省リスク評価2002) がある。
    強い眼刺激(区分2A)

呼吸器感作性又は皮膚感作性

  • 呼吸器感作性:データなし
  • 皮膚感作性:データなし

生殖細胞変異原性

  • ヒト経世代疫学で陰性、経世代変異原性試験なし、生殖細胞 in vivo 変異原性試験なし、体細胞 in vivo 変異原性試験(小核試験・染色体試験)で陰性であり、生殖細胞 in vivo 遺伝毒性試験なしである(CERI・NITE有害性評価書2004)(CaPSAR1993)(IARC1999)(NTP-DB2005) ことから区分外とした。

発がん性

  • (ACGIH2001) でA4、(IARC1999) でグループ 3に分類されていることから区分外とした。

生殖毒性

  •  マウスの発生毒性試験で親動物に一般毒性がみられない用量で、胎児に体重減少、水頭症がみられている(CERI・NITE有害性評価書2004)(IRIS2003)(EHC190 1997)ことから区分1Bとした。

特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)

  • ヒトについては、「喉の刺激性、重度の肺うっ血、肺胞出血及び肺浮腫、肝臓の腫大を伴ううっ血及び小葉中心性の肝細胞の空胞化、点状出血と腫大及びニッスル小体の消失を伴う神経細胞の損傷、四肢のチアノーゼ、一過性の血清トランスアミナーゼ活性の上昇、血中尿素の増加、内在性クレアチニンの尿中クリアランス低下、肝臓障害及び重度の腎障害、記憶喪失、昏睡」(CERI・NITE有害性評価書2004)、「肺のうっ血、浮腫、巣状肺胞出血」(環境省リスク評価2002) 等の記述がある。
    実験動物については、「深い麻酔作用」(EHC190 1997)、等の記述がある。以上より、分類は区分1(呼吸器、肝臓、中枢神経系、腎臓)、区分3(麻酔作用)とした。
    呼吸器、肝臓、中枢神経系、腎臓の障害(区分1)
    眠気及びめまいのおそれ(区分3)

特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)

  • ヒトについては、「眼や鼻への刺激性、喉の渇き」(DEGOT2001)、「慢性頭痛、胸部痛、脳波の異常、呼吸困難、手のチアノーゼ、発熱、白血球数減少、不快感、肺機能低下、労働能力の低下、身体障害及び精神障害」(CERI・NITE有害性評価書2004)等の記述がある。以上より、分類は区分1(呼吸器、神経系)とした。
    長期又は反復ばく露による呼吸器、神経系の障害(区分1)

吸引性呼吸器有害性

  • o-キシレン、m-キシレン、p-キシレンの(ICSC2002) より、「液体を飲み込むと、誤嚥により化学性肺炎を起こす危険がある。」の記述がある。区分2とした。
    飲み込み、気道に侵入すると有害のおそれ(区分2)

12.環境影響情報

水生環境急性有害性

  • 魚 ニジマス LC50 3.3mg/L /96H (CERI・NITE有害性評価書2004)

残留性・分解性

  • 急速分解性がない(BODによる分解度:39%(CERI-HD2005))

生体蓄積性

  • 生物蓄積性が低いと推定される(log Kow = 3.16(SRC:KowWin2005))

オゾン層への有害性

  • 当該物質はモントリオール議定書の付属書に列記されていない。(GHS分類:分類できない)

13.廃棄上の注意

残余廃棄物

  • 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低下させること。
  • 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。
  • 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに産業廃棄物管理表(マニフェスト)を交付して委託処理する。
  • 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。

汚染容器及び包装

  • 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規ならびに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
  • 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

14.輸送上の注意

国際規制
海上規制情報
  • IMOの規定に従う。

UN No.

  • 1307

Proper Shipping Name

  • XYLENES

Class

  • 3

Packing Group

Marine Pollutant

  • YES
航空規制情報
  • ICAO/IATAの規定に従う。

UN No.

  • 1307

Proper Shipping Name

  • Xylenes

Class

  • 3

Packing Group

国内規制
陸上規制情報
  • 消防法・毒劇法の規定に従う。
海上規制情報
  • 船舶安全法の規定に従う。

国連番号

  • 1307

品名

  • キシレン

クラス

  • 3

容器等級

海洋汚染物質

  • 該当
航空規制情報
  • 航空法の規定に従う。

国連番号

  • 1307

品名

  • キシレン

クラス

  • 3

等級

特別の安全対策

  • 危険物は当該危険物が転落し、又は危険物を収納した運搬容器が落下し、転倒もしくは破損しないように積載すること。
  • 危険物又は危険物を収納した容器が著しく摩擦又は動揺を起こさないように運搬すること。
  • 危険物の運搬中、危険物が著しく漏れる等災害が発生するおそれがある場合には、災害を防止するための応急措置を講ずると共に、もよりの消防機関その他の関係機関に通報すること。
  • 食料品や飼料と一緒に輸送してはならない。
  • 移送時にイエローカードの保持が必要。

緊急時応急措置指針番号:130


15.適用法令

法令情報

化審法

  • 優先価化学物質No125(官報公示日:2012/12/21)

労働基準法

  • 疾病化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条別表第1の2第4号)

労働安全衛生法

  • 名称等を通知すべき有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)(政令番号 第136号)
  • 名称等を表示すべき有害物(施行令第18条第7号の2)
  • 危険物・引火性のもの(施行令別表第1第4号)
  • 第2種有機溶剤(施行令別表第6の2・有機溶剤中毒予防規則第1条第1項第4号)
  • 作業環境測定基準・作業環境評価基準

化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)

  • 第1種指定化学物質(政令番号 第80号)

毒劇物取締法

  • 劇物(指定令第2条)

消防法

  • 第4類引火性液体、第二石油類非水溶性液体(法第2条第7項危険物別表第1・第4類)

大気汚染防止法

  • 有害大気汚染物質(中環審答申43)

海洋汚染防止法

  • 有害液体物質Y類物質(施行令別表第1)

水質汚濁防止法

  • 生活環境項目(施行令第2条第2項第2号)
  • 指定物質(施行令第3条第3項)

悪臭防止法

  • 特定悪臭物質(施行令第1条)

道路法

  • 車両の水底トンネルの通行制限「劇物」(施行令第19条の13)

船舶安全法

  • 引火性液体類(危規則第2・3条危険物告示別表第1)

航空法

  • 引火性液体(施行規則第194条危険物告示別表第1)

麻薬向精神薬取締法

  • 非該当

16.その他の情報

参考文献

各データごとに記載。

 →  

その他参考文献

ICSCより転記

 

国際化学物質安全性カード

 

o-キシレン ICSC番号:0084
o-キシレン
o-XYLENE
ortho-Xylene
1,2-Dimethylbenzene
o-Xylol
C6H4(CH3)2 / C8H10
分子量:106.2
CAS登録番号:95-47-6
RTECS番号:ZE2450000
ICSC番号:0084
国連番号:1307
EC番号:601-022-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 32℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
32℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に
(妊娠中の)女性への暴露を避ける

吸入 めまい、嗜眠、頭痛、吐き気。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 皮膚の乾燥、発赤。
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全眼鏡。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付きマスク。

・耐火設備(条件)。
・強力な酸化剤、強酸から離しておく。

・EU分類
 記号 : Xn
 R : 10-20/21-38
 S : (2-)25
 Note : C
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0084 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

o-キシレン ICSC番号:0084











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
強酸、強力な酸化剤と反応する。

許容濃度:
TLV:100 ppm(TWA);150 ppm(STEL);A4 (人における発がん性が分類できていない物質);BEI(生物学的暴露指標)記載あり(ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

EU OEL:50ppm(TWA);100ppm(STEL)(皮膚) (EU 2000)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。中枢神経系に影響を与えることがある。この液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
この液体は皮膚の脱脂を起こす。中枢神経系に影響を与えることがある。騒音による聴覚障害を増強する。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:144℃
・融点:-25℃
・比重(水=1):0.88
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.7 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.02
・引火点:32℃ (c.c.)
・発火温度:463℃
・爆発限界:0.9~6.7 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.12
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・このカードに記載された勧告事項は工業用キシレンにも適用される。
・p-キシレン[ICSC番号 0086]、m-キシレン[ICSC番号 0085]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-30S1307-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0084
更新日:2002.08
o-キシレン
© IPCS, CEC, 1993


国際化学物質安全性カード

m-キシレン ICSC番号:0085
m-キシレン
m-XYLENE
meta-Xylene
1,3-Dimethylbenzene
m-Xylol
C6H4(CH3)2 / C8H10
分子量:106.2
CAS登録番号:108-38-3
RTECS番号:ZE2275000
ICSC番号:0085
国連番号:1307
EC番号:601-022-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 27℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
27℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に

吸入 めまい、嗜眠、頭痛、吐き気。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 皮膚の乾燥、発赤。
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全眼鏡。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付きマスク。

・耐火設備(条件)。
・強力な酸化剤、強酸から離しておく。

・EU分類
 記号 : Xn
 R : 10-20/21-38
 S : (2-)25
 Note : C
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0085 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

m-キシレン ICSC番号:0085











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
強酸、強力な酸化剤と反応する。

許容濃度:
TLV:100 ppm(TWA);150 ppm(STEL);A4 (人における発がん性が分類できていない物質);BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

EU OEL:50 ppm(TWA);100ppm(STEL);(皮膚)(EU 2000)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。中枢神経系に影響を与えることがある。この液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
この液体は皮膚の脱脂を起こす。中枢神経系に影響を与えることがある。騒音による聴覚障害を増強する。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:139℃
・融点:-48℃
・比重(水=1):0.86
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.8 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.02
・引火点:27℃ (c.c.)
・発火温度:527℃
・爆発限界:1.1~7.0 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.20
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・このカードに記載された勧告事項は工業用キシレンにも適用される。
・o-キシレン[ICSC番号 0084]、p-キシレン[ICSC番号 0086]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-30S1307-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0085
更新日:2002.08
m-キシレン
© IPCS, CEC, 1993


国際化学物質安全性カード

p-キシレン ICSC番号:0086
p-キシレン
p-XYLENE
para-Xylene
1,4-Dimethylbenzene
p-Xylol
C6H4(CH3)2 / C8H10
分子量:106.2
CAS登録番号:106-42-3
RTECS番号:ZE2625000
ICSC番号:0086
国連番号:1307
EC番号:601-022-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 27℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
27℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に
(妊娠中の)女性への暴露を避ける

吸入 めまい、嗜眠、頭痛、吐き気。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 皮膚の乾燥、発赤。
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全眼鏡。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付きマスク。

・耐火設備(条件)。
・強力なさ酸化剤、強酸から離しておく。

・EU分類
 記号 : Xn
 R : 10-20/21-38
 S : (2-)25
 Note : C
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0086 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

p-キシレン ICSC番号:0086











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
強酸、強力な酸化剤と反応する。

許容濃度:
TLV:100 ppm(TWA);150 ppm(STEL);A4(人における発がん性が分類できていない物質);BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

EU OEL:50ppm(TWA);100ppm(STEL);(皮膚)(EU 2000)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。中枢神経系に影響を与えることがある。この液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
この液体は皮膚の脱脂を起こす。中枢神経系に影響を与えることがある。騒音による聴覚障害を増強する。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:138℃
・融点:13℃
・比重(水=1):0.86
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.9 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.02
・引火点:27℃ (c.c.)
・発火温度:528℃
・爆発限界:1.1~7.0 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.15
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・このカードに記載された勧告事項は工業用キシレンにも適用される。
・o-キシレン[ICSC番号 0084]、m-キシレン[ICSC番号 0085]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-30S1307-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0086
更新日:2002.08
p-キシレン
© IPCS, CEC, 1993